東かがわ市馬篠の山田海岸は、西日本有数の夕日の名所として知られています。穏やかな瀬戸内海の中でも特に波が少ない海岸です。夕日が沈む際には、砂浜から太陽の光が一本の「光の道」として続きます。この海岸は透き通った海と広がる砂浜が特徴であり、沖には絹島（きぬじま）と丸亀島（まるかめじま）が浮かびます。絹島と丸亀島を含めた景色は絶景であり、国・県指定の史跡名勝天然記念物にも指定されています。特に絹島は、玄武岩が柱状に積み重なった地質学的に珍しい「絹島柱状節理」が見られます。また、丸亀島は男島（おんじま）と女島（めんじま）の2つの島からなり、干潮時には女島と男島が陸続きになります。シーカヤックツアーやプレジャーボートツアーなどを通じて、限定的な時期に島を見学することができます。男島には「蛇の穴」という洞穴があり、日照りが続き雨の降らない時に雨乞いをすると、龍神が雨を降らせてくれると言う伝説で、地元の方々に親しまれています。
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